この記事のネタバレ
「自然な方法で性欲を高めたい。」
「ハーブで性欲を高めることってできるの？」
「アシュワガンダって聞いたことあるけど、実際にどうなの？」
今回はこんな方向けの記事です。
「最近、なんだか気力が湧かない…」そんな日々を送っていませんか？性欲の低下は、生活の質に大きな影響を及ぼす可能性があります。
この記事で紹介するアシュワガンダをはじめとする10種類のハーブが、その問題を自然な方法で解決してくれるかもしれません。
これらのハーブには、ストレス軽減からテストステロンの増加まで、多様な効果が期待されています。
もちろん科学的な研究にも裏付けられています。
性欲の向上に興味がある方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
はじめに
ハーブが性欲向上にどのように貢献するか
自然界には、性欲を高める効果が期待されるハーブが数多く存在します。
これらのハーブは、テストステロンの増加、血流の改善、ストレスの軽減など、多様なメカニズムで性欲に影響を与えることが研究で示されています。
この記事では、そのようなハーブの中から10種をピックアップし、その効果とデメリットを詳しく解説します。
この記事は医療的なアドバイスを提供するものではありません。
症状や健康状態に応じた治療が必要な場合は、必ず専門の医師の診断を受けてください。
また、ハーブの効果には個人差があります。
同じハーブでも、人それぞれで効果の度合いや副作用が異なる可能性がありますので、注意が必要です。
自然の力で性欲を高めるハーブ10選
この記事では、自然の力で性欲を高めるハーブ10選として下記のハーブを紹介します。
自然の力で性欲を高めるハーブ10選
- マカ
- 朝鮮人参
- アシュワガンダ
- ゴツコラ
- トリビュラス・テレストリス
- ショウガ
- ノコギリヤシ
- ムクナ
- ヨヒンベ
- サフラン
次項より、個別に効果やデメリット、具体的な研究結果をご紹介していきます。
1.マカ：万能のスーパーフード
マカ（Lepidium meyenii）は、アンデス山脈に自生する植物で、根を乾燥させてパウダーやサプリメントとして利用されます。
特に性欲の向上に関しては多くの研究がされています。
メリットとデメリット
メリット
デメリット
- 高血圧の人には不適: マカは血圧を上げる効果があるため、既に高血圧の方には推奨されません。
研究結果に基づく具体的な数字
2008年の研究では、更年期を過ぎた女性が3.5g/日のMaca（マカ）を6週間摂取した結果、心理的症状と性機能において有意な改善が確認されました。
2009年の研究では、軽度の勃起不全（ED）に悩む50人の白人男性を対象に、マカ（Lepidium meyenii）乾燥した抽出物2400mgを12週間摂取する条件下で、International Index of Erectile Function (IIEF-5)スコアが平均で1.6 +/- 1.1増加しました。
これはプラセボを摂取した場合（0.5 +/- 0.6増加）よりも有意に高い結果でした（P < 0.001）。
総じて、マカは性欲向上やエネルギー増加に有用なハーブであると言えますが、高血圧の人は注意が必要です。
ベジタリアン、ヴィーガンにも対応し、グルテンや遺伝子組み換え原料は不使用。
品質保証は第三者監査とiTest承認済み報告書により確認できます。
2.朝鮮人参：自然のエネルギー源
オタネニンジン、パナックスジンセンという別名もあります。
朝鮮人参（パナックスジンセン）は、特にアジアで古くから用いられてきたハーブです。一般的にはスタミナとエネルギーの増加、そして性欲の向上に効果があるとされています。
メリットとデメリット
メリット
- スタミナとエネルギーの増加: 長時間の活動でも疲れにくくなるとされています。
- 性欲の向上: 一部の研究で効果が報告されています。
デメリット
研究結果に基づく具体的な数字
2007年の研究では、男性の勃起不全（ED）に対する韓国赤人参（KRG）の効果を評価するために、1,000 mg（1日3回）のKRGまたはプラセボを投与したところ、KRG群のIIEF-5スコア（国際勃起機能指数5項目版）が治療前の16.4±2.9から治療後には21.0±6.3に有意に改善されました。
対照群（プラセボ）では有意な差は確認されませんでした。
1996年の研究では、男性の不妊に対する朝鮮人参C.A.メイヤー抽出物（ギンセンオシド含有）の効果を評価するために、66名の患者（30名は原因不明の低精子症、16名は特定の静脈瘤を持つ低精子症）が対象となりました。
ギンセンオシドの摂取により、精子数/mlと進行性の振動運動、血中の総テストステロン、DHT、FSH、LHレベルが増加し、平均PRLが減少しました。
具体的な数値は提供されていませんが、結果は朝鮮人参の抽出物が下垂体-性腺-精巣軸の複数のレベルで効果をもたらす可能性があると示唆しています。
上記の通り、パナックス・ジンセンは効果的なハーブではあります。
ただし、睡眠に影響を与える可能性があるので、その点を考慮しながら摂取することが推奨されます。
3.アシュワガンダ：毎日をもっとラクに
アシュワガンダは、インドや中東地域で伝統的に使用されているハーブで、特にストレス軽減に効果があるとされています。
メリットとデメリット
メリット
デメリット
研究結果に基づく具体的な数字
2019年の研究では、ストレスを感じる健康な成人に対してAshwagandha（Withania somnifera）根の抽出物を8週間摂取させた結果、Perceived Stress Scale（PSS）スコアが250 mg/日でP < 0.05、600 mg/日でP < 0.001と有意に低下しました。
さらに、血清コルチゾールレベルも250 mg/日でP < 0.05、600 mg/日でP < 0.0001と有意に減少し、睡眠の質も有意に改善されました。
また、2014年のシステマティックレビューでは、アシュワガンダ（Withania somnifera）の摂取が不安症状に対して有効である可能性が示されました。
具体的には、Beck Anxiety Inventory（BAI）スコアで56.5%の減少が見られた研究や、Perceived Stress Scale（PSS）スコアで44.0%の減少が見られた研究などが報告されています（p<0.0001）。
- システマティックレビュー
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システマティックレビューとは、特定のトピックや問題に関する既存の研究を分析するための包括的かつ構造化されたアプローチです。
このタイプのレビューは、証拠の明確で偏りのない要約を提供するために、すべての関連研究を識別、評価、そして統合することを目的としています。
- Beck Anxiety Inventory（BAI）
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Beck Anxiety Inventory（BAI）は、精神医学者のアーロン・T・ベックによって開発された自己評価式の尺度です。
このテストは、21項目からなり、それぞれの項目が不安症状をどれだけ感じているかを評価します。
- Perceived Stress Scale（PSS）スコア
-
Perceived Stress Scale（PSS）とは、ストレスの認知度を測るための広く使用される心理学的な尺度です。
この尺度は、生活がどれだけ予測不可能で、コントロール不能で、負荷がかかっているかを評価する一連の質問から成り立っています。
ただし、全ての研究でリスクの偏りや研究方法の異なりがあったため、結果は慎重に受け取るべきです。
注意事項として、これらの数字は一般的な傾向を示しているものであり、個々の効果には差があります。
また、特定の薬との相互作用があるため、事前に医師のアドバイスが必要です。
4.ゴツコラ：穏やかなリラクゼーション
ツボクサという別名でも有名です。
ゴツコラは、アジアとアフリカ原産のハーブで、穏やかなリラクゼーション効果があるとされています。このリラクゼーション効果が、性欲向上に寄与する可能性もあります。
メリットとデメリット
メリット
デメリット
- 胃腸の不調: 胃腸が弱い人には不適応な場合があります。
研究結果に基づく具体的な数字
2010年の研究では、一般化不安障害（GAD）を持つ33名（平均年齢33歳、男性18名、女性15名）が対象とされ、ゴツコラの70%水酸エタノール抽出物を500 mg/カプセル、1日2回、食後に摂取しました。
その結果、ゴツコラは不安関連の症状を有意に（p<0.01）減少させるだけでなく、ストレス現象とその関連のうつ症状も有意に（p<0.01）改善しました。
さらに、調整への意志や認知も有意に（p<0.01）向上しました。
GMP基準をクリアした製品で、カフェインや一般的なアレルゲンを含まず、毎日2粒を目安に手軽に摂取できます。
1968年創業の信頼ある家族経営企業からの高品質な製品です。
5.トリビュラス・テレストリス：テストステロンの向上
トリビュラス・テレストリスは、特に男性ホルモンであるテストステロンの増加に効果があるとされ、スポーツパフォーマンスや性欲向上に使用されることが多いハーブです。
メリットとデメリット
メリット
デメリット
- 短気や怒り: 一部の人々から、気性が荒くなるという報告があります。
研究結果に基づく具体的な数字
2008年の研究では、さまざまな動物（霊長類、ウサギ、ラット）を用いてトリビュラスのホルモンへの影響と勃起不全（ED）への有用性が評価されました。
ここでいう霊長類は、サルやゴリラなど、人間以外のものと考えられます。
霊長類には7.5、15、30 mg/kgのTTエキスが静脈内に投与され、ウサギと正常なラットには8週間にわたって2.5、5、10 mg/kgのTTエキスが経口摂取されました。
去勢されたラットには、テストステロンシピオネート（10 mg/kg、皮下、2週間ごとに8週間）またはTT（5 mg/kg、毎日8週間）が投与されました。
その結果、霊長類でのテストステロン（T）は52%、ジヒドロテストステロン（DHT）は31%、デヒドロエピアンドロステロン硫酸（DHEAS）は29%有意に増加しました。
6.ショウガ：血流をスムーズに
ショウガは、特に血流改善や性欲向上に役立つとされるハーブです。
メリットとデメリット
メリット
デメリット
- 血圧低下の可能性: 血管拡張作用がありますので、既に血圧が低い人には注意が必要です。
研究結果に基づく具体的な数字
2014年の研究では、ストレプトゾシン（STZ）で糖尿病を誘発された雄性Wistarラットに対して、ショウガ（100mg/kg/日）とシナモン（75mg/kg/日）を56日間摂取させた結果、精子の数、精子の生存率と運動性、全血清テストステロンレベルが対照群に比べて有意に向上したと確認されました。
この研究では、下記の結果も得られています。ショウガ&シナモンすごいですね。
- 精子の数：向上
- 精子の生存率：向上
- 精子の運動性：向上
- 血清テストステロン：向上
- LH（黄体形成ホルモン）：向上
- FSH（卵胞刺激ホルモン）：向上
- 血清内抗酸化物質（TAC, SOD, GPX, カタラーゼ）：向上
7.ノコギリヤシ：前立腺の健康を守る
ノコギリヤシは、特に男性の前立腺の健康に有用なハーブとされています。
メリットとデメリット
メリット
- 前立腺の健康促進: ノコギリヤシは前立腺肥大症の症状緩和に効果があるとされています。
デメリット
- 消化器系の副作用: 一部の人々において、ノコギリヤシの摂取により胃腸の不調が報告されています。
研究結果に基づく具体的な数字
2010年の研究では、良性前立腺肥大（BPH）を持つ成人患者70名が対象で、彼らはSerenoa repens（セレノア・レペンス=ノコギリヤシの学名）を1日あたり320mg摂取した結果、排尿困難（dysuria）と頻尿（pollakisuria）が約50%改善し、さらに排尿回数も約50%増加したと確認されました。
また、前立腺のサイズと排尿頻度も減少し、耐容性のプロファイルも良好でした。
2011年の研究では、軽度から中等度の下部尿路症状（LUTS）を呈する良性前立腺肥大（BPH）患者120名が対象で、彼らは1日1回320mgのSerenoa repens（セレノア・レペンス）エタノール抽出物を24ヶ月摂取した結果、以下のような改善が確認されました。
- International Prostate Symptom Score（IPSS）: 5.5点向上
- Quality of Life（QoL）: 1.8点向上
- 最大尿流量（Qmax）: 5.6 ml/s向上
- 残尿量: 減少
- 前立腺容積: 初期39.8ml → 24ヶ月後36ml
- International Index of Erectile Function（IIEF）: 6.4点向上、性機能が改善
特筆すべきは、International Index of Erectile Function（IIEF）も6.4点向上し、性機能が改善されたとも報告されていることです。
こちらの情報も研究に基づいていますが、個々の体質や症状によっては効果が異なる場合があります。
特に消化器系に問題を持つ方は、摂取に際して医師と相談することを推奨します。
8.ムクナ：自然界のドーパミンブースター
ムクナ（Mucuna pruriens）は、豆科の一員で、自然界のドーパミンブースターとして知られています。
この植物は特にアーユルヴェーダ（インドの伝統医学）でその効果が認められています。
メリットとデメリット
メリット
- ドーパミンレベルの向上: ムクナに含まれるL-ドーパは、ドーパミンの前駆体として作用します。
- アンチオキシダント効果: ムクナは強力な抗酸化物質を含み、細胞を酸化ストレスから保護します。
- 性的な健康: 一部の研究では、ムクナがリビドーと精子の質を改善する可能性が示されています。
デメリット
研究結果に基づく具体的な数字
2014年の研究では、強制水泳テスト（FST）、尾吊りテスト（TST）、および慢性不可予測性軽度ストレス（CUMS）テストを用いた条件下で、ムクナ・プリュリエンス（Mucuna pruriens）の種子の水アルコール抽出物（MPE）を摂取したマウスは、無気力時間が有意に減少しました。
物事に対する、やる気・意欲が向上したということですね。
また、2008年の研究では、不妊を持つ男性においてムクナ・プリュリエンス（Mucuna pruriens）の摂取が、精子の濃度と運動性を有意に改善したと確認されました。
特に、精子の濃度は低精子症（Oligozoospermic）の患者で有意に回復し、精子の運動性も改善されました。
ただし、運動性不全の精子（asthenozoospermic）を持つ男性では正常なレベルまでは回復しませんでしなかったとのこと。
9.ヨヒンベ：性機能向上と性欲増強のサポート
ヨヒンビンとも言います。
ヨヒンベ（Yohimbe）は、アフリカ原産の常緑樹から得られる樹皮に含まれるアルカロイドで、特に性機能の強化や性欲の向上に用いられることが多いです。
メリットとデメリット
メリット:
デメリット:
- 高血圧、心拍数の増加：使用には注意が必要です。
- 精神的な副作用：不安やパニック発作を引き起こす可能性があります。
研究結果に基づく具体的な数字
1998年の研究では、有機性勃起不全を持つ男性22人が対象とされ、ヨヒンベを1日100mg摂取した結果、勃起機能に有意な改善は見られなかったと確認されました。
ただし、ヨヒンベは副作用が比較的多いため、使用には医師の指導が必要です。
10.サフラン：自然界の「赤い黄金」で性欲向上
サフランは、花の雌しべから作られる高価なスパイスで、鮮やかな赤色と独特の風味があります。
このスパイスは、料理以外にも健康補助食品として注目されています。
メリットとデメリット
- メリット
- デメリット
- 価格: 高価であり、継続的な摂取が費用面で難しい場合があります。
- 過剰摂取のリスク: 高量摂取すると副作用の可能性があるため、用量を守る必要があります。
研究結果に基づく具体的な数字
2009年の研究では、男性の勃起不全（ED）患者20人が対象とされ、サフランを1日200mg摂取した結果、性機能において有意な改善が見られました。
具体的には、勃起の硬さと持続時間が向上し、IIEF-15（国際勃起機能指数）のスコアも大幅に上昇（治療前22.15±1.44、治療後39.20±1.90, p<0.001）したと確認されました。
まとめ：自然由来ハーブで性欲と健康を高める
いかがでしたでしょうか。最後に今回の記事の内容をまとめて締めたいと思います。
本記事では、性欲向上に効果があるとされるハーブ10種類について、それぞれのメリットとデメリットをご紹介しました。
また、これらのハーブは一般的な健康食品として販売されていますが、必ずしも全ての人に効果があるわけではありません。
特に健康状態や服用している他の薬との相互作用など、様々な要因が影響する可能性があるため、使用前には医療専門家のアドバイスを受けることが推奨されます。
今回の記事は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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