ネタバレ:おすすめの成分
- アシュワガンダ
- フェヌグリーク
- シラジット
- 朝鮮人参
- ジインドリルメタン
- ビタミンD
- D-アスパラギン酸
- 亜鉛
- ムクナ
「ぶっちゃけテストステロンブースターって本当に効果あるの?」
「入っている成分の内容を知りたい」
「テストステロンブースターを飲んでいいのかわからない」
こういった人向けに、テストステロンブースターの成分の効果を、研究論文を参考に紹介します!
この記事を読むことで、下記のことがわかるようになっています。
- テストステロンブースターは効果ある!
- よく採用される成分と、それぞれの効果
- 科学的に見て効果がある成分と、実は微妙な成分
※当サイトでは未成年によるテストステロンブースターの使用を推奨していません。
身体が未成熟なうちに過剰なテストステロンを分泌してしまうと、脳が「この身体はもう十分成長した!」と認識してしまい、自分本来のテストステロンの分泌が減ってしまい、身体の成長が止まってしまいます。
高テストステロンのメリット
テストステロン値が高いことによるメリットで有名なものは下記のとおりです。
ただし、ほとんどの男性は、約30歳を過ぎたあたりから、テストステロン値のゆっくりとした低下がはじまり、下記の症状が表れます。
ぜひこの記事を読んで、同年代の普通の人よりテストステロンのみなぎる生活を送ってください。
テストステロン値を上げる生活習慣
まず、テストステロンブースターを使用せずにテストステロン値を向上させる方法を紹介します。
これらを実行することで、テストステロン値というのは思ったより向上します。
しかし、十分に日光を浴びたり、ストレスを回避したり、良質な睡眠をとったりする、というのはなかなか現代では難ししいでしょう。
そこでテストステロンブースターの出番です。
1ヶ月あたり3,000円近くかかってしまいますが、普通の人よりも高いテストステロン値の維持が可能。
コストとリターンを考えたらリターンのほうが大きいでしょう。
テストステロンブースターでテストステロン値が上がる主な理由3つ
テストステロンブースターによる作用は大きく3つ。
個人的には、これらの3要素の有効成分が含まれているテストステロンブースターを採用するのがおすすめ。
これ以外の作用では、「女性ホルモン側の働きや分泌を抑える」「詳細はよくわからんけど明らかに相関関係がある」などが存在。
①ストレス低減=コルチゾールの抑制
まず、ストレス低減・リラックス効果。
ストレスを低減することは、ストレスホルモンとして有名なコルチゾールの分泌を減らすことに直結。
さらに、テストステロンとコルチゾールの原料は、同じ「プロホルモン」という物質です。
プロホルモン:ホルモンになる前の物質。ホルモンの材料。
ストレスを低減することで、このプロホルモンがコルチゾールの生成に使われてしまうのを防ぐことができます。
結果的にテストステロンが増えるということですね。
この分類の例)アシュワガンダ ロディオラ
②テストステロンが他の物質に変換されることを抑制
2つ目が、テストステロンが他の物質に変換されないようにする作用。
実は、人間の身体にはテストステロンを「エストラジオール(女性ホルモン)」や「ジヒドロテストステロン」といった別の物質に変換する作用があります。
めっちゃもったいない。
テストステロンブースターを利用するときは、これらの転換作用を防ぐ効果がある商品を選びましょう。
この分類の例)ダミアナ フェヌグリーク 亜鉛 ジインドリルメタン
フェヌグリーク・亜鉛:ジヒドロテストステロンへの変換防止
ダミアナ:エストラジオールへの変換防止
■フェヌグリーク・亜鉛を含むおすすめ商品
■ダミアナを含むおすすめ商品
③性腺の活性化
3つ目は性腺刺激ホルモンの活性化・性腺の活性化・ライディッヒ細胞の活性化。
そもそも、テストステロンというのは男性の場合は主に精巣のライディッヒ細胞で生成されます。
このときに性腺(生殖腺)=精巣を刺激するのが性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)。
この性腺刺激ホルモンのうち、黄体形成ホルモン(LH)が精巣のライディッヒ細胞(Leydig cell)に働きかけ、テストステロンが分泌されます。
テストステロン分泌の流れ
- 黄体形成ホルモン
- 性腺刺激ホルモン。ゴナドトロピンとも。
- ライディッヒ細胞
- 精巣にあるテストステロン分泌細胞。これの活性化が超重要。
- テストステロン分泌
- この記事の主役。男性ホルモンのひとつ。
このような、性腺刺激ホルモンやライディッヒ細胞を活性化する成分も、テストステロンブースターに頻繁に採用されています。
この分類の例)シラジット ムクナ マカ ビタミンD D-アスパラギン酸
■マカ・ビタミンD・D-アスパラギン酸を含むおすすめ商品
テストステロン向上効果が実証済のもの
ここからは、テストステロン値の増強効果が科学的に信頼できるとされた成分を、論文と一緒に紹介していきます。
ラインナップは下記のとおりです。
成分 | テストステロンを増やす効能 |
---|---|
アシュワガンダ | ① ストレス軽減 ③ 性腺の活性化 |
フェヌグリーク | ② 他の物質に変換されることの抑制 |
シラジット | ③ 性腺の活性化 |
朝鮮人参 | ③ 性腺の活性化 ② 他の物質に変換されることの抑制 |
ジインドリルメタン | ① ストレス軽減 ③ 性腺の活性化 |
ビタミンD | ③ 性腺の活性化 |
D-アスパラギン酸 | ③ 性腺の活性化 |
亜鉛 | ② 他の物質に変換されることの抑制 ③ 性腺の活性化 |
ムクナ | ③ 性腺の活性化 |
それではいってみましょう。
アシュワガンダ
◆テストステロン値アップ:効果あり。
当サイトおなじみのアシュワガンダ。
これだけでも向上効果ばつぐん。
古来よりインドの伝統医療「アーユルヴェータ」にて、万能薬、若返りの薬として使用されてきました。
筋肉量の増加と筋力の増強効果にも定評があり、近年それを化学的に検証した研究も豊富。
アシュワガンダとテストステロンにまつわる研究 2選
①MAT(ムクナ、アシュワガンダ、トリビュラス)は、テストステロンを強化し、酸化ストレスを軽減します(参考)
②アシュワガンダ抽出物のストレス緩和および薬理作用の調査(参考)
アシュワガンダを含むおすすめ商品
フェヌグリーク
◆テストステロン値アップ:効果あり
フェヌグリークは、体内にある「5-α-レダクターゼ」という体内の物質の作用を阻害します。
フェヌグリークの効果は、テストステロンを「増やす」というより、「減るのを防ぐ」と考えたほうがいいでしょう。
ちなみに亜鉛にも同じ効果があります。
アシュワガンダとテストステロンにまつわる研究 2選
①テストステロン欠乏症候群の治療におけるフェヌグリーク種子とLespedezacuneataの混合抽出物の有効性と安全性:無作為化二重盲検プラセボ対照臨床試験
②新規のプロトジオシンが豊富なフェヌグリーク種子抽出物は、健康なボランティアの遊離テストステロンレベルと精子プロファイルを改善します
フェヌグリークを含むおすすめ商品
シラジット
◆テストステロン値アップ:効果あり
ハーブのような名前ですが、実は明らかに岩石な外見(参考)。
学名もAsphaltum(アスファルト)。
天然の腐葉土と植物性の有機物の混合物です。
テストステロン値が20%以上増加した研究もあり、期待度は高いです。
採用しているテストステロンブースターが少ない&すこし値段が高いのが難点。
シラジットとテストステロンにまつわる研究 2選
①健康なボランティアのテストステロンレベルに関する精製シラジットの臨床評価
■性腺刺激ホルモン 2種
LH:黄体形成ホルモン
FSH:卵巣刺激ホルモン
卵巣刺激ホルモンは男性の場合には精子の産生を促します。
②乏精子症における処理されたシラジットの精子形成活性の臨床評価
乏精子症の28人の患者が対象の研究。
・精子:+37.6%
・総精子数:+61.4%
・運動性:+12.4〜17.4%
・正常な精子数:+18.9%
さらに、テストステロンおよび性腺刺激ホルモンのレベルも大幅に増加しました。
シラジットを含むおすすめ商品
朝鮮人参(オタネニンジン)
◆テストステロン値アップ:効果あり
朝鮮人参、高麗人参、オタネニンジンなど複数の呼び名があります。
採用しているテストステロンブースターも多く、人気のある成分ですね。
朝鮮人参の抽出物には、フェヌグリークなどと同じように、5-α-レダクターゼの作用を阻害します(参考)。
テストステロンがジヒドロステロンへ転換されてしまうのを防いでくれるということですね。
また、精子の量や運動能力を向上させたという研究もあります。
「信頼できる成分」と言えますね。
朝鮮人参とテストステロンにまつわる研究 2選
①雄ラットのテストステロンレベルと前立腺に対するオタネニンジンの効果(参考)
②オタネニンジンCAマイヤーサポニンが男性の生殖能力に及ぼす影響(参考)
上記の「プロラクチン」には、睾丸や卵巣で生成されるテストステロンの分泌量を減らす効果があります(参考)。
無視できない要素。
◆番外:朝鮮人参がテストステロンの”ように”作用するとした研究
テストステロンを増やす、ではなく、”似た作用をする”とした興味深い研究もあります。
朝鮮人参ではなく高麗人参になっていますが同一。
高麗人参がテストステロンっぽい作用をした研究
・高麗人参(Panax ginseng)は、高脂肪食を与えられた去勢されたマウスの肥満を抑制し、脂質代謝を改善します(参考)
我々の結果は、高麗人参がテストステロンのように作用して脂肪生成を阻害する可能性があることを示しており、高麗人参はテストステロン欠乏症の男性の肥満、高脂血症、および脂肪肝を予防できる可能性があることを示唆しています。
Korean red ginseng (Panax ginseng) inhibits obesity and improves lipid metabolism in high fat diet-fed castrated mice
朝鮮人参(高麗人参・紅人参・紅参とも)は個人的にかなりおすすめ。
朝鮮人参を含むテストステロンブースター
ジインドリルメタン(DIM)
◆テストステロン値アップ:効果あり
ジインドリルメタン(DIM)は、ブロッコリーやカリフラワーに含まれている成分です。
アブラナ科の植物。
筋トレする習慣がある方は、ブロッコリーをすでに食べている人も多いと思います。
研究によると、ジインドリルメタンは体内の女性ホルモンバランスをとることで、男性ホルモンの作用を優位にする効果が証明済み(参考)。
また、テストステロンがエストラジオールに転換されてしまう「アロマターゼ」を防ぐ効果もあります。
これら複数の効果効能によって、男性ホルモンが優位になる=テストステロンの作用が強まるというわけですね。
ジインドリルメタンとテストステロンにまつわる研究例抜粋
・わかりやすい論文を探し中。
ジインドリルメタンを含むテストステロンブースター
ビタミンD
◆テストステロン値アップ:効果あり。
むしろ超超超重要。
ビタミンDは、テストステロンに関しては間違いなく最も大切なビタミンとして有名です。
「ビタミンDと亜鉛だけはマジでとっとけ」って人も多数。
Journal of Clinical Endocrinologyに発表された研究では、男性のビタミンD補給とテストステロンレベルの関係を調べました。
ビタミンDとテストステロンにまつわる研究例 2選
①男性のビタミンD状態と血清アンドロゲンレベルとの関連(参考)
アンドロゲンレベルとビタミンDレベルは関連・一致していると明記。ビタミンDが高いとテストステロンも高くなり、低くなると連動して低くなる関連が見られる。
②精巣合成とビタミンD作用(参考)
精巣細胞を対象にした実験。ビタミンDの受容体(受け止める物質)を活性化させたところ、ヒト精巣細胞培養におけるテストステロンレベルが有意に増加。
ビタミンDを含むテストステロンブースター
D-アスパラギン酸
◆テストステロン値アップ:超効果あり。
当記事で紹介している中では上昇率が最強。
D-アスパラギン酸(DAA)はテストステロン産生の活性を高めるアミノ酸です。
筋肉のプロである海外の有名ボディビルダーもD-アスパラギン酸を積極的に摂取。
D-アスパラギン酸とテストステロンにまつわる研究例 2選
①ヒトとラットのLHとテストステロンの放出と合成におけるD-アスパラギン酸の役割と分子メカニズム(参考)
②ラット精巣におけるテストステロンの合成におけるD-アスパラギン酸の関与(参考)
ラットを対象にした実験。
D-アスパラギン酸が性腺刺激ホルモンとテストステロンを明確に増やしているとの研究結果。
D-アスパラギン酸を含むテストステロンブースター
亜鉛
◆テストステロン値アップ:効果あり。
「セックスミネラル」という呼称が存在するレベル(参考)。
亜鉛は人体のライディッヒ細胞、後期B型精原細胞、および精原細胞にも存在します。
逆に、亜鉛が欠乏すると起こる症状として、実験で下記のことが報告されています(参考)。
亜鉛の不足で起きる症状
- 血清テストステロンレベルの低下
- 乏精子症
- 主にヘルパーT細胞に影響を与える重度の免疫機能障害
- 高アンモニア血症
- 神経感覚障害
- 除脂肪体重の減少
逆に、亜鉛が十分に体内に供給されていればこれらの防止につながりますね。
亜鉛とテストステロンにまつわる研究例 2選
①健康な成人の亜鉛状態と血清テストステロンレベル
20-80歳の男性40人を対象にした実験。
「亜鉛が正常な男性の血清テストステロンレベルの調節に重要な役割を果たす可能性がある」とのこと。
②亜鉛は男性の出産に不可欠な要素です:男性の健康、発芽、精子の質、および受精における亜鉛の役割のレビュー(参考)
亜鉛がテストステロンや精子の産生に欠かせないことをはじめ、人体の機能に欠かせないことを明記。
亜鉛を含むテストステロンブースター
ムクナ(八升豆)
◆テストステロン値アップ:効果あり。
「ハッショウマメ」とも呼ばれるムクナには、ドーパミンの前駆体であるL-DOPAが含まれています。
ドーパミンの別名は幸福ホルモン。
幸福感ややる気を司ります。
ドーパミンが分泌されると、下垂体の性腺刺激ホルモンが分泌が増えます。
その結果性腺(精巣)にあるライディッヒ細胞が活発化。
これによりテストステロン値が向上します。
ドーパミンの分泌がテストステロンにつながることを知る人は少数。
ムクナとテストステロンにまつわる研究例 2選
①Mucuna pruriens(ムクナ)は、視床下部-下垂体-性腺軸に作用することにより、男性の生殖能力を改善します(参考)。
不妊症の男性75人にムクナを投与。
ムクナによる治療は、不妊症の男性のテストステロン値のレベルを大幅に改善。
②ハッショウマメとその主要成分であるL-DOPAは、ROS、ミトコンドリア膜電位の喪失、アポトーシスと闘うことにより、精子形成の喪失を回復します(参考)
ラットで行われたムクナ(ハッショウマメ)の臨床実験。
「ムクナの成分丸ごと与えた場合」と、ムクナの主成分である「L-DOPA(レボドパ)のみ与えた場合」では、「丸ごと与えた場合」のほうがテストステロンも黄体形成ホルモンもより分泌量が増加。
ムクナを含むテストステロンブースター
探し中。
テストステロン向上効果が要検証のもの
ここからは「テストステロンブースターとして採用されているけど、効果はまだ要検証」という成分を紹介します。
ちなみに、科学的に「テストステロンが向上する!」という確証が出ていないのにテストステロンブースターに採用されている理由は、下記の3つに分けられます。
性欲の向上効果については、「テストステロンブースターが効いてる!」という”体感”を出すため。
実は、性欲があがることと、テストステロンの向上は完全なイコールではありません。
でも、やっぱりムラムラすると「テストステロンブースターが効いてる!」感がありますよね。
性的にたかぶる=「テストステロンブースターが効いてる!」という安心感にもつながります。
このような理由から、性欲の向上効果が強いものを取り入れています。
性欲の向上も大事ですしね。
ストレスの軽減効果については、コルチゾールの産生を減らす=テストステロンが増えるという理由から。
また、マカなどのように、実際にテストステロンが向上したという研究結果があるものもあります。
マカに関しては、「上がった!」「上がらない!」両方の研究が存在。
ただし、テストステロン抜きにしてもマカは非常に有用。
マカ
◆テストステロン値アップ:要検証。効果あり・なし両方の論文が存在
マカについては、テストステロン向上効果がなかった論文とあった論文が両方存在。
ちなみに、マカは人体に必要なアミノ酸20種類のうち、なんと18種類を含みます。
この面だけ見ても摂っておいて損はなし。
テストステロンの向上効果がなかった論文とあった論文をそれぞれご紹介。
テストステロン値が上がらなかった論文
・Lepidium meyenii(MACA)が性的欲求に及ぼす影響と成人の健康な男性の血清テストステロンレベルとの関係の欠如(参考)
つぎに、テストステロン値が向上した論文。
テストステロン値が上がった論文
・マカの水性アルコール抽出物粉末を与えると、雄ラットの血清テストステロン濃度が上昇し、ライディッヒ細胞のステロイド産生能が高まります。(参考)
マカを含むテストステロンブースター
トリビュラス(ハマビシ)
◆テストステロン値アップ:効果なし。
トリビュラスに関しては「効果なし」という論文も多く、正直微妙です。
ただし、テストステロンへの関与を抜きにしても、抗酸化作用など身体への健康効果は非常に高いです。
摂取して損はないでしょう。
トリビュラスとテストステロンにまつわる研究例 4選
①原因不明の不妊症の男性の血清テストステロンレベルと精液パラメーターに対する植物薬(トリビュラス)の効果に関する前向き分析(参考)
②勃起不全の治療におけるトリビュラス対プラセボ:前向き無作為化二重盲検試験(参考)
勃起不全の男性15名を対象にした研究。
30日間トリビュラスを処方。プラセボと比べて総テストステロン変化なし。
③媚薬ハーブトリビュラスは若い男性のアンドロゲン産生に影響を与えません(参考)
「アンドロゲン」は男性ホルモンのこと。タイトルどおり、トリビュラスは効果なしと名言。
④性腺機能低下症の男性のテストステロンレベルを改善するための食事補助剤(参考)
いくつかの記事の総括。トリビュラスおよびイボツヅラフジ抽出物は血清テストステロンに対する実証可能な効果を示していないとの結論。
前述のとおり、トリビュラスはテストステロンブースターの成分として採用されることが多いです。
しかし、Google scalar(学術論文の専用検索エンジン)で「Tribulus terrestris testosterone」で検索しても、はっきりと「テストステロン向上したよ!」という論文が見つからない印象です。
海外の記事を見ても
とする記事が散見されます。今後の研究に期待。
トリビュラス(ハマビシ)を含むテストステロンブースター
ロディオラ
◆テストステロン値アップ:直接テストステロンの増強効果があるわけではない。
ただしコルチゾール抑制効果がある。
ロディオラとテストステロンにまつわる研究例
・健康な男性の精神的パフォーマンス、身体能力、および酸化ストレスバイオマーカーに対するイワベンケイサプリメントの効果
26人の健康な男性を対象にロディオラの抽出物を投与。
身体的な能力には特に変化はなく、精神パフォーマンス(反応速度や判断力)が向上。テストステロンについて特別な結果はなかったとのこと。
ロディオラを含むテストステロンブースター
トンカットアリ
◆テストステロン値アップ:効果ありといえばあり・・・(気持ちていど)
たまに名前を聞くトンカットアリ。多少の微増はあるようなないような。という印象。
「テストステロンアップ効果はない」と言い切っている論文もあるほど。
増加量に関しても10%程度なので他の成分と比べると物足りないかもしれません。
ただし、現代人は全体的にテストステロンが低い傾向にあるので、見逃せない恩恵になるかも。
トンカットアリに関しては、テストステロンが向上した研究と向上しなかった研究が存在。
テストステロンレベルが上がらなかった論文
・筋力トレーニングと組み合わせたEurycomaLongifolia Jackサプリメントが等速性筋力とパワー、無酸素パワー、および尿中テストステロンに及ぼす影響:若い男性のエピテストステロン比(参考)
テストステロンレベルが上がった論文 2選
①Eurycoma longifolia(Physta)とPolygonumminusの独自の凍結乾燥水抽出物が男性の性的能力と幸福に及ぼす影響:無作為化二重盲検プラセボ対照試験(参考)
②トンカットアリと、老化した男性のアンドロゲン欠乏症の勃起機能とテストステロンレベルに対する同時トレーニングの効果を評価するための6か月の二重盲検プラセボ対照ランダム化試験(参考)
勃起不全の男性55人・6ヶ月の実験。
トレーニングとトンカットアリ摂取を同時並行で行った23人について、勃起機能とテストステロンレベルに大幅改善が見られたという結果。
「増えてるじゃん!」というひともいると思いますが、たとえばアシュワガンダやシラジットなどだと20%以上増した研究もあります。
先述のD-アスパラギン酸にいたっては40%を越えた研究事例も存在。
なので10%増は「誤差レベルかなあ・・・」というのが正直な感想です。
トンカットアリを含むテストステロンブースター
まとめ:自分はこれを買いました
実は、今回の記事は「テストステロンブースターに入っている成分はどれくらい信用できるのだろう?」と自分自身が疑問に思ったことから始まりました。
同じ疑問をもった方の助けになったら幸いです。
ちなみに自分は今回の記事を作ったあと、RSP Nutrition, プライム-T、テストステロンブースター、120錠を注文しました。
今回紹介した有効成分が多数入っているため、さまざまなルートからテストステロンの増強と保護をしてくれる印象。
筋肉に関してはすぐには大きくなりませんが、疲労しづらくなるのと、目に見えて少しずつ体脂肪が落ちていっています。
今回の記事はここまで。長い記事になりましたがお付き合いいただきありがとうございます!
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