この記事のネタバレ
「最近、集中力が続かないし、物覚えも悪くなった気がする…」
「サプリで脳機能改善したいけど、何が効果的か分からない…」
「試しにアシュワガンダを摂ってみたい。でも、効果や摂取量について先に知りたい」
こんな人達のために、今回はアシュワガンダによる脳機能の改善効果やメカニズム、効果的な摂取方法などについて分かりやすく解説しています。
そもそもアシュワガンダとは
アシュワガンダ(学名:Withania somnifera Dunal)は、数千年前からインドの伝統医療『アーユルヴェーダ』において、心身のストレスに効果を発揮する薬や強壮剤、更には媚薬としても活躍してきたハーブです。
今日では様々な臨床研究を通じ、それらの効果が現代科学にて証明され注目を浴びています。
実物はナス科の常緑低木です。馬の(アシュワ)匂い(ガンダ)が名前の由来。
馬の強壮な精力にちなんだという説も。
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アシュワガンダの脳機能改善効果
一般的に、アシュワガンダには下記のような脳機能改善効果があると言われています。
あくまでも「言われている」だけです。管理人自身は効果を実感していません(迫真)
- 記憶力の改善:
アシュワガンダには、記憶力を改善する効果があると報告されています。特に、老化による認知機能の低下に対して効果的だとされています。 (Choudhary et al., 2017) - 集中力の向上:
アシュワガンダには、注意力や集中力を向上させる効果があると報告されています。これは、アシュワガンダが脳内の神経伝達物質であるアセチルコリンの濃度を増やすことが関係しています。 (Raut et al., 2012) - ストレス緩和:
アシュワガンダには、ストレスを軽減する効果があると報告されています。これは、アシュワガンダがストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑制することが関係しています。 (Chandrasekhar et al., 2012) - 不安症状の緩和:
アシュワガンダには、不安症状を軽減する効果があると報告されています。これは、アシュワガンダが脳内のセロトニンやγ-アミノ酪酸 (GABA) の濃度を増やすことが関係しています。 (Pratte et al., 2014)
参考文献:
アシュワガンダが脳機能に与える影響のメカニズム
アシュワガンダが脳機能に与える影響のメカニズムには、様々なものがあります。
「メカニズム・理由が知りたい!」という人向け。
以下には、代表的なメカニズムをいくつかリストアップしてみました。
- ストレスホルモンの調整:
アシュワガンダは、ストレスホルモンの一種であるコルチゾールの分泌を抑制することが知られています。
コルチゾールが過剰に分泌されると、脳機能に悪影響を与える可能性があります。
アシュワガンダの摂取によって、コルチゾールの分泌を調整することができ、脳機能の維持・向上につながると考えられています。 - 抗酸化作用:
アシュワガンダには、強い抗酸化作用があります。
抗酸化物質は、体内で発生する活性酸素種を中和することによって、細胞の酸化ストレスを軽減し、脳機能の維持・向上に役立ちます。 - 神経成長因子の増加:
アシュワガンダには、神経成長因子(NGF)の増加を促す作用があることが報告されています。
NGFは、神経細胞の成長や機能をサポートする役割があり、脳機能に関与する神経細胞の増殖や生存につながると考えられています。 - GABA受容体の活性化:
GABAという神経伝達物質は、鎮静作用を持ち、ストレス緩和やリラックス効果に役立ちます。
アシュワガンダは、GABA受容体を活性化することによって、脳機能のリラックス効果を促進すると考えられています。
アシュワガンダとストレス
この項目では、ストレスと脳機能の関係、そしてアシュワガンダがストレスの軽減に与える影響について解説したいと思います。
ストレスと脳機能の関係
ストレスは、現代社会において多くの人々が抱える問題であり、その影響は身体的・精神的な健康に及ぶことが知られています。
特に、脳機能にも悪影響を与えることが多いため、ストレスによる脳の変化について知っておくことは重要です。
- 脳の神経細胞の破壊:
ストレスが続くと、脳内の神経細胞が破壊されます。
破壊された神経細胞は二度と再生しないため、脳の機能が低下する可能性があります。脳細胞の破壊によって、物事を判断する能力や問題解決能力、感情コントロール能力が低下することが知られています。
また、脳細胞の破壊は、神経変性疾患のリスクを高めることもあります。
- 脳の新しい神経細胞の生成の阻害:
脳内には、新しい神経細胞が生成される場所があります。
しかし、ストレスはこの新しい神経細胞の生成を妨げることがあります。
ストレスが長期間続くと、脳の機能低下が進み、記憶力や集中力の低下、学習能力の低下などにつながることがあります。
- 脳内物質のバランスを乱す:
ストレスは、脳内の物質のバランスを乱すことが知られています。
ストレスが長期間続くと、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が増加し、脳内のセロトニンやドーパミンなどの物質の量が減少。
このため、うつ病や不安障害などの精神疾患が引き起こされる可能性があります。
また、ストレスによって、脳内の神経伝達物質のバランスが崩れることがあり、これが不安やうつ病の症状を悪化させる原因になることがあります。
長期的なストレスは、記憶力や集中力を低下させることが知られています。
ストレスが続くと、脳内のエネルギーが不足するため、脳が必要とするエネルギーが供給されなくなります。このため、脳の機能が低下し、集中力や記憶力の低下が起こることがあります。
また、ストレスによって、脳内の神経回路が変化することがあり、これが認知機能の低下につながることがあります。
- 認知機能の低下を引き起こす:
ストレスが長期間続くと、認知機能の低下が引き起こされることがあります。
認知機能とは、思考、言語、学習、記憶、判断、問題解決などの脳の機能のことを指します。
ストレスが続くと、脳内のストレスホルモンの分泌が増加し、脳内の神経細胞の機能が低下することがあります。
このため、認知機能の低下が引き起こされることがあります。認知機能の低下は、日常生活においても問題を引き起こす可能性があります。
- ストレスの管理方法:
ストレスは、身体や精神に多大な影響を与えるため、自分のコントロール下に置く意識を持つことが重要です。
管理手法として、適切な休息や運動、食事、睡眠などが有効。
リラックスした状態を作るための趣味や瞑想、マインドフルネスなども効果的です。
さらに、ストレスを引き起こす原因を特定し、対処することも重要です。
ストレスの原因が仕事や人間関係などであれば、適切な対処方法を見つけることが必要です。
いっそのこと転職を考えるのもあり。
怖がらないで下さい。なんとかなります(実体験)。
参考文献:
アシュワガンダがストレスに与える影響のメカニズム
アシュワガンダがストレスを抑えるメカニズムとして、主に下記のものが挙げられます。
詳しい説明を始めると大変なことになるので、ここでは概略。
- コルチゾールの低減:
アシュワガンダには、副腎皮質ホルモンの放出を抑制することでストレス応答を減らす作用があります。
ストレスホルモンであるコルチゾールの過剰な分泌を抑制し、身体的なストレス反応や免疫系の過剰反応を防ぐことができます。 - 抗酸化作用:
アシュワガンダには、抗酸化物質であるフラボノイドやポリフェノールが多数含有。
ストレスによる細胞の酸化ストレスを軽減し、細胞や組織の老化や病気の発症を予防することができます。 - 神経伝達物質の調節:
アシュワガンダは、セロトニンやγ-アミノ酪酸(GABA)などの神経伝達物質の合成を促進し、ストレスによる神経の興奮を緩和することができます。 - 睡眠の改善:
アシュワガンダは、睡眠の質を改善することが示されており、ストレスによる睡眠障害を改善する効果があります。神経伝達物質の調節により、リラックス状態に移行しやすくなり、より深い睡眠を促進することができます。
- 緊張や不安の軽減:
アシュワガンダは、緊張や不安を軽減する効果があります。これは、GABA受容体の活性化によるものと考えられています。
GABAは、中枢神経系の抑制作用を持つ神経伝達物質であり、アシュワガンダによってGABAの合成が促進されることで、緊張や不安を軽減することができます。
参考文献:
アシュワガンダと認知機能
認知機能と脳機能の関係
認知機能と脳機能は密接に関係しており、認知機能は脳の機能の一部を占めています。
以下は、認知機能と脳機能の関係に関するピックアップです。
認知機能と脳機能は恋人同士のように密接に関係してます。
- 記憶力:
脳の海馬部に記憶が保存されているため、海馬部の機能によって記憶が形成されます。
認知機能が低下すると、記憶力も低下することがあります。
また、脳の前頭葉や側頭葉の機能が、短期記憶や作業記憶などの特定の種類の記憶にも関与しています。
- 注意力:
脳の前頭葉にある前頭皮質が、注意力の維持や切り替えを担当しています。
前頭皮質の機能低下によって、注意力不足や散漫さが起こることがあります。
また、注意力には、環境にあわせて切り替えるフレキシビリティや、長時間集中するステイヤビリティなどの要素があります。
- 知能:
脳の全体的な機能によって、知能が決まります。
特に、脳の前頭葉や側頭葉の機能が重要とされています。
前頭葉は、問題解決や計画立案などの高次の認知能力に関与しており、側頭葉は、言語処理や空間認識などの知能に関与しています。
- 感情処理:
脳の扁桃体や海馬部などのリンバー系が、感情処理に関与しています。
認知機能の低下によって、感情処理にも影響が出ることがあります。
また、前頭葉の機能低下によって、社会的な判断や行動、自己抑制などの感情的な調整が困難になることがあります。
- 判断力:
脳の前頭葉が、判断力を担当しています。前頭葉の機能低下によって、判断力が低下することがあります。
また、前頭葉は、多くの認知機能と関連しているため、前頭葉の機能低下によって、記憶力や注意力、言語処理なども低下することがあります。
参考文献:
アシュワガンダが認知機能に与える影響のメカニズム
アシュワガンダが認知機能に与える影響のメカニズムは複数あり、ストレス緩和、抗酸化作用、神経成長因子の増加、アセチルコリンの増加、炎症の抑制などが挙げられます。
アシュワガンダの認知機能改善効果をバッチリ解説します。
- ストレス緩和による認知機能の向上:
アシュワガンダは、ストレスホルモンであるコルチゾールの過剰な分泌を抑制することが示されており、ストレスによる認知機能の低下を防ぐことができます。
ストレスは、脳内の神経細胞にダメージを与え、認知機能の低下につながります。
アシュワガンダは、ストレスを軽減することによって、認知機能の低下を防止することができます。
- 抗酸化作用による認知機能の保護:
アシュワガンダには、抗酸化物質であるフラボノイドやポリフェノールが含まれており、脳内の酸化ストレスを軽減することができます。
そして、脳内の酸化ストレスは、神経細胞の機能低下につながり、認知機能の低下に関連。アシュワガンダには、このような酸化ストレスによる認知機能の低下を防ぐ効果があります。
- 神経成長因子の増加による認知機能の向上:
アシュワガンダには、神経成長因子の増加を促す作用があります。
神経成長因子は、神経細胞の生存や機能を向上させる働きがあり、認知機能の向上につながります。
- 炎症の抑制による認知機能の向上:
アシュワガンダには、炎症を抑制する作用があります。脳内の炎症反応は、神経経路を通じて認知機能の低下を引き起こすことがあります。
アシュワガンダが認知機能に与える影響のメカニズムは複数あり、ストレス緩和や抗酸化作用、神経成長因子の増加、炎症の抑制などが挙げられます。これらの作用が認知機能の向上につながります。
参考文献:
アシュワガンダの摂取方法
アシュワガンダの摂取方法とおすすめの種類について、簡単に説明します。
摂取方法やおすすめ商品、タイミングについて解説します。
アシュワガンダの種類と選び方
アシュワガンダには多くの種類がありますが、中でもKSM-66という種類が人気を集めています。
KSM-66は、根から抽出された高品質のアシュワガンダエキスで、有効成分のウィタノリドが最大限に含まれています。
そのため、KSM-66は他のアシュワガンダエキスに比べて、より強力な効果を発揮するとされています。
当サイトで一番のおすすめ。
アシュワガンダの摂取量とタイミング
アシュワガンダの摂取量は、個人差がありますが、一般的には300~500mgが推奨されています。
管理人は朝と晩に300mgづつで1日あたり計600mg。
また、摂取タイミングは朝食前が良いとされています。アシュワガンダは、継続的な摂取が重要です。
初めてアシュワガンダを摂取する場合は、摂取量を少量から始めて、徐々に増やしていくことが推奨されます。
アシュワガンダの副作用や注意点
避けたほうがいい人
アシュワガンダには、避けた方がいい人・場合・シチュエーションがいくつかあります。
下記の人は本当にやめてください。
「自分なら大丈夫」とか一切考えないで下さい。
避けたほうがいい人
- 過剰摂取する人
- 妊娠中・出産の予定がある人
- 胃潰瘍・胃炎の人
- 糖尿病の人
- 自己免疫疾患の人
- 睡眠薬使用中の人
- ナス科アレルギーの人
詳しくは下記の記事を参考に。
他の薬剤との併用
アシュワガンダは、他の薬剤と併用することができますが、注意が必要です。
特に、鎮静剤や抗うつ薬を服用している場合は、アシュワガンダとの併用により、眠気や意識混濁が引き起こされることがあります。
これらの薬剤を使用している場合、まずは医師に相談することをおすすめします。
アシュワガンダを使用する場合は、適切な量や方法で使用することが大切です。
また、何らかの症状が現れた場合には、すぐに医師に相談することをおすすめします。
まとめ:アシュワガンダは脳機能の向上に効果あり
いかがでしたでしょうか。最後に今回の記事の内容をまとめて締めたいと思います。
この記事のまとめ
アシュワガンダは、認知機能、ストレス、不安、うつ病などに関する研究が進んでおり、その効果が期待されています。
アシュワガンダが脳機能に与える影響のメカニズムは、ドーパミンの分泌増加、ストレスホルモンの低減、神経細胞の成長促進、脳内の抗酸化物質の増加など。
摂取方法としては、サプリメントや粉末、ドライハーブ、ティーバッグなどがあります。
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今回の記事はこれで以上です。ありがとうございました!
免責事項
当サイトは、主にアシュワガンダの研究結果に関する情報を提供するためのものであり、医療アドバイスを提供するものではありません。
特定の病気や症状についての診断、治療、予防を目的としたものではありません。
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また、当サイトの情報に基づいて行動することで辿る損失や被害についても責任を負うことはできません。