基礎知識

ATP(アデノシン三リン酸)って要するになに?なんでクレアチンで増えるの??という科学的な理由

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

「ATP とは 簡単に」で検索している。難しい解説はマジでやめてくれ。

「ATPは知ってるけど、どうしてクレアチンで増えるのかが知りたい」

「クレアチンで普通の人より筋肉がつきやすくなるメカニズムが知りたい」

アデノシン三リン酸(ATP)について調べているけど、

  • 専門用語が多くてよくわからない
  • 「エネルギーの通貨」とか言われてるけどピンとこない
  • とにかく筋トレにどう役立つのかが聞きたい!

という方のために、今回は↓の内容についてご紹介します。

  • ATP(アデノシン三リン酸)が「エネルギーの通貨」といわれる理由
  • ATPが分解されるとき身体を動かすエネルギーが発生しADPになる
  • 筋トレの効果を他の人よりも早く出すためにクレアチンは超おすすめ

この記事を読めば、「専門用語はよくわからん」という人でも、バッチリほかの人に説明できるレベルになります!

ぜひ最後まで読んでみてください!

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アデノシン三リン酸(ATP)ってなに?30秒で解説!

「そもそもATPとはなに?」というところをざっくりやります。

冒頭でも書いたとおり、アデノシン三リン酸(ATP)は、「エネルギーの通貨」とよく言われています。

それはなぜかというと、

ATP(アデノシン三リン酸)が「エネルギーの通貨」とよばれる理由

ATPには身体動作ならなんにでも使えるエネルギーが保管してある

=ATPがあればなんでも身体動作が出来る(身体能力の範囲内)

=お金があればなんでも買えるのと一緒

=だから「エネルギーの通貨」

という背景があるためです。

要するにATPが身体に十分に充満してればガッツリ筋トレが出来たり長距離を走れたりなどなんでもできるわけですね。

※ここでいう「なんでも」とは有酸素運動も、筋トレも、日常生活も、目をまばたきさせるのも、指をぱちんと鳴らすのも、読書をするのも、スマホをいじるのも、会話するのも…というガチであらゆる生命活動のこと。

「ATPがエネルギーの通貨っていわれる理由はわかったけど、ATPってそもそもなに?なんかの略称?」という方は↓をみてみてください。

「ATP」は何の略称か

  • A=アデノシン
  • T=3(Tri ※英語で言うトリプル。3つということ)
  • P=リン酸。
  • リン酸が3つあるから「TP」。
  • ATPは「アデノシン+リン酸+リン酸+リン酸」

ここでリン酸の個数に注目しておいてください。

後述しますが、この「ATP」が「ADP」という物質に変化することでエネルギーが放出され、わたしたちは身体を動かすことが出来ます。

ではその「ADP」はなんなのかというと、

「ADP」はなんの略称か

  • A=アデノシン
  • D=2(Di ※英語で言うダブル。2つということ)
  • P=リン酸。
  • リン酸が2つあるから「DP」。
  • ADPは「アデノシン+リン酸+リン酸」

となっています。

ATPからADPになるときに「リン酸」がひとつ減っていることにお気づきでしょうか?

実は、このATPの2つ目と3つ目のリン酸の間の部分にとても大きなエネルギーが詰まっています。

この巨大なエネルギーを「高エネルギーリン酸結合」と呼びます。

※こまかく言うと上記の「アデノシン」は「アデニン」と「Dリボース」という物質で出来ています。Dリボースを摂取すると疲労回復できるのはこのDリボースがエネルギーの源であるATPの一部であるためですね。

そして、このATPの2つ目と3つ目のリン酸が1つ減ってADPになるとき、この「高エネルギーリン酸結合」が分解されます。

この分解される時に高エネルギーが放出されることで生命活動として運用できるわけですね。

ここまでをざっくりまとめてみると、

代謝:エネルギーの貯蔵と放出(身体が動く仕組み)

  • ATPの2つ目のリン酸と3つ目リン酸の間には大量のエネルギーがたまっている
  • 筋トレなど身体を動かすとき、3つ目のリン酸が離れてATP→ADPになる&大量のエネルギーを放出する
  • 休んで息を整えたり(酸素を体内に取り込む)、ご飯を食べるとADPに3つ目のリン酸が再びくっついてATPになり、エネルギーが貯蔵される
  • 乱暴に言うと↑のATP⇔ADPの循環がいわゆる「代謝」

となります。

ちょっと難しいですが、要するにこの3つ目のリン酸がくっついたり離れたりして、「ATP→ADP→ATP→…」と繰り返している。

このようにして生物の身体はエネルギーをためたり放出して動かしているとわかればOKです!

ちなみに、「食べ物+酸素」→→→「水+二酸化炭素+ATP」

代謝は同化と異化の2種類

上にあった代謝について少しだけ解説します(ぶっちゃけよみとばしてOK)

代謝(細胞内の化学反応)の種類はこの2つ

  • 同化:要はご飯を食べてエネルギーを吸収するのがこれ
  • 異化:運動しているときにおこっているのがこれ

「単純な物質を複雑な物質にするのが同化」
「複雑な物質を簡単な物質にするのが異化」
とも言われます。
ここでいう「単純な物質」は無機物、「複雑な物質」は有機物のこと。

クレアチンで筋トレの効果が「爆増」する理由2つ

ぶっちゃけここからが本題です。

この記事を読んでいる方は、

「ATP関係の話はわかった。そのATPを増やせばすごいエネルギーで運動や筋トレができるってこと?クレアチンでATPは増えるの?」

という疑問をもつかたも多いと思います。

ここからはATPの話を踏まえた上で、クレアチンを摂取すると普通の人よりも筋肉を急成長させることが出来る理由について解説していきます!

▼参考動画▼

クレアチンで筋トレの効果が上がる理由

  • ATPが増える=普通よりも追い込みがきくようになる
  • ミオスタチンの作用を抑制する効果がある
  • ミオスタチンの量そのものを下げる

結論から言うとクレアチンを摂取することで体内のATPは増えます。

まず、クレアチンは筋肉と結合して「クレアチンリン酸」として貯蔵されます。

この「クレアチン”リン酸”」の「リン酸(P)」が先述のADPにくっついて、Pがひとつ増えATPになります。

こんがらがってきたところで、ここまでの流れをおさらいしてみましょう。

最後の追い込みで普通の人より追い込めるメカニズム

  • クレアチンを摂取すると「クレアチンリン酸」として筋肉に貯蔵
  • クレアチン”リン酸”は文字通りリン酸(P)
  • ADPにこのリン酸(P)がくっつく→ADPがATPに変化
  • もう一回遊べるドン!で限界を超えた追い込みに

筋トレをしているとき、普通の人だったら限界のところを、クレアチンを飲むと限界を超えた数レップが可能になります。

筋トレをして筋肉がATP使い切るとADPになり、エネルギーとして機能しなくなります。

しかしここにクレアチンリン酸の「リン酸」がADPにくっつきもう一度ATPになる→そのエネルギーを利用して限界を超えた最後の追い込みが可能になる!ということですね。

特に筋トレはATPを大量に消耗(ランニングなどと違ってすぐに限界が来る)します。

ATPを多く生成できるようになるクレアチン摂取はこの観点から見ても優秀といえるでしょう。

クレアチンを飲んだ状態で限界まで追い込むと、知らず知らずのうちに本来よりも追い込めているイメージですね。

ミオスタチンの作用抑制で筋肉がつきやすくなる!

ミオスタチンといきなり聞いてもわからないかたもいらっしゃると思いますので、作用を簡単にまとめると、ズバリ

さらにもうひとつ、クレアチンには「ミオスタチンの作用の抑制」という効能が存在します。

ミオスタチンの作用・効果とは

  • 身体に筋肉がつき過ぎないようにする

です!

なぜこのような一見やっかいなホルモンが存在しているのかというと、「大きすぎる筋肉はエネルギーを消費しすぎるので、生物として生活するのに不必要」というのが主な要因です。

ミオスタチンが筋肥大を抑制する主要な理由

  • 筋肉のつきすぎによる消費エネルギーの肥大化防止

「筋肉がつきすぎると代謝がよくなりすぎてがん細胞が発生すると一気に身体中に回る危険性があるのでDNAとしてそれを抑止している」という説を聞いたことがあるようなないような気がするのですが、管理人は詳しくないのでなんともいえません。参考記事も見つかりませんでした。申し訳ない。

外部からの身体的ストレスに対応するために筋肉を増やすホルモンと、逆に筋肉がつき過ぎないようにするホルモンがあるというのはなかなか面白い話です。

でも、ミオスタチンの作用・働きにも生物としての本能的な理由があるとはいえ、やっぱりトレーニングする身としてはガンガン筋肥大していきたいですよね。

そこで、このミオスタチンの作用と分泌量そのものを下げる効果のあるクレアチンを摂取します。

これにより逆に普通の人よりも筋肉がつきやすい・維持しやすい体質になることが出来ます。

ただし、クレアチンは通常の食べ物から摂るのは難しいです。

筋肉ムキムキのメジャーリーガー・ダルビッシュ有さんがクレアチンをサプリメントから摂取することを推奨するのはこのためですね。

余談ですが「ミオスタチン異常(ミオスタチン関連筋肉肥大とも)」という病気があります。

どういう病気かというと、ミオスタチンがうまく作用せず、うまれつき通常の人や生物よりも筋肉がムキムキになってしまうというものです。

実際こうしたミオスタチン異常の赤ちゃん自体はいくらか生まれているものの、普通は十分なエネルギー供給が出来ずに「餓死」してしまうケースがあるらしいです。
そのためミオスタチン関連筋肉肥大の人間での実例は世界で100人程度の超レア。

人工的にミオスタチン異常のマウスを発生させた実験も存在し、ミオスタチンを意図的に排除したマウスでは野生のマウスの4倍の筋肉量になりました。

▼筋肉量4倍マウス関連記事(他サイト)▼
>>遺伝子ノックアウト – Wikipedia

▼その他ミオスタチン関連筋肉肥大画像例▼
(肖像権の問題があるので人物の画像は自粛いたします)

クレアチンを摂取すると、擬似的にではありますがこういった体質に少しだけ近づくことが出来るということですね。

さらに余談ですが、漫画などでもこのミオスタチン異常を題材にしたいわゆる超人系のキャラクターさんはいっぱいいらっしゃいます。

ミオスタチン異常モチーフ(だと管理人が感じる)の漫画・アニメキャラクター一例

  • 箕輪勢一:嘘喰い
  • G.M:バキ外伝 疵面
  • 金隆山康隆:喧嘩商売
  • 若槻武士:ケンガンアシュラ
  • 甘露寺蜜璃:鬼滅の刃
  • 島津涼:ACMA:GAME(アクマゲーム)
  • 雷電為右衛門:終末のワルキューレ

※あくまでも「たぶんモチーフだろうなあ」と「管理人が感じる」方々です。
例えば甘露寺蜜璃さんの外見はピンク髪以外は普通体型の女性ですが、作中で

「彼女は特殊な肉体を持つ人物である」
「筋肉の密度が常人の八倍ある」

と設定されているためミオスタチン異常がモチーフと判断しました。

金隆山康隆に関しては特に作者様がミオスタチン異常についてかなりきちんとリサーチしていらっしゃり、金隆山の幼児期について、

  • 「両親が製薬会社の社長」
  • 「両親に愛されていた」
  • 「幼児期のエネルギー不足を点滴でおぎなった」

といった背景設定で先述したミオスタチン異常幼児の餓死をしっかりと回避しています。

「生まれつき筋肉ムキムキ」というのはやはりあこがれる・うらやましい設定で、それを盛り込んだ上述のキャラクターたちもやはりそれぞれに魅力的です。

それぞれのキャラクターについて興味のある方はぜひ調べてみてください。

▼参考記事(他サイト)▼
>>ミオスタチン関連筋肉肥大 – アニヲタWiki(仮)

話を本筋に戻します。
ここまでのクレアチンのメリットをまとめると、

クレアチンを摂取するメリットまとめ

  • クレアチンを飲んでいない場合よりもセット毎のレップを増やすことが出来る=トレーニングボリュームが増える
  • ミオスタチンの作用が抑制されるため、筋肉がつきやすい体質に変化する

ということをご紹介しました。

クレアチンの副作用

「クレアチンを摂るメリットはわかったけど、じゃあデメリットは?副作用はないの?健康として大丈夫?」という方のために、ここでクレアチン摂取による副作用と、クレアチンを飲んではいけない人について紹介していきたいと思います。

ただし、クレアチンは水分をきちんと取っていれば基本的に人体に害はありません。下記はあくまでも水分を取らなかったり、空腹だったり、かつクレアチンを限度を超えて過剰摂取した場合の想定です。

クレアチンの副作用一覧(用法容量守っていれば大丈夫)

  • 腎臓機能の酷使による腎臓機能障害
  • 頭痛
  • 体重の増加(水分を筋肉にとどめる効果があるため)

ちなみに管理人は上記は発生していません。
上記はあくまでも「空腹や水分不足だったり、腎臓に問題があったりする状態で」クレアチンを摂取すると起こりうる症状と考えて大丈夫です。
その代わり管理人は水分をこまめにとっていることから周囲よりトイレが近い印象です。これも副作用といえば言えるかもしれません。

▼参考記事▼
>>サプリメント(クレアチン)治療 Q & A

クレアチンを摂取すると、血中のクレアチニン濃度が高まり、これをみたお医者さんが「クレアチニン濃度が高い」=「腎臓がきちんと作動していないのでは?」と勘違いすることもあります。
通常の生活を送っていてクレアチニンの濃度が高かったら腎臓の不調のサインにはなりますが、クレアチンを意識して摂取している場合には当然のことですので心配しなくて大丈夫です。

ちなみにクレアチニン自体は身体にまったくの無害。
身体でエネルギーを発生させた後の老廃物で、尿により体外排出されます。

▼参考記事▼
>>クレアチニンの副作用 | Creapure
>>クレアチニン値が高すぎる | Creapure

「クレアチン はげる」というサジェスト検索もありますが、これも管理人は発生していません。
クレアチンを摂取すると「ジヒドロテストステロン」というホルモンの分泌量が顕著に上昇します。このジヒドロテストステロンがAGAいわゆる脱毛・抜け毛に関連することから危惧されます。
気になる方は下記の動画さまを見てみてください。

クレアチンを飲んではいけない人・危険性のある人

  • 現時点でAGA(脱毛・はげ)が進行している人
  • 腎臓機能に障害がある人
  • 手術などで腎臓が一つ人
  • 胃が調子悪い人

上記の人に関してはクレアチンの摂取を検討する際にはよく調べる、もっというなら一度内科でお医者さんに相談していただくことを当サイトでは強く推奨いたします。

まとめ:ATPを増やして効率的な筋肥大を

いかがでしたでしょうか。
まとめると

ATPの作用とクレアチン

  • ATPはエネルギーの通貨
  • ATPが増えることで一回の筋トレの密度(筋力・筋肥大)の効果があがる
  • ATPを増やす上でクレアチンの摂取は効率的で安全性に長ける

となります。管理人なりにわかりやすくATPとその手っ取り早い増やし方(クレアチン摂取とクレアチンの作用)についてまとめてみました。
「ここがわかりづらい」「もうちょっと詳しく」「そもそもここ間違ってる」などありましたらコメントなどで教えていただければ加筆修正ガンガンしていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
それでは。

▼追伸▼
よろしければアシュワガンダラボ!のほかの記事も読んでみていただければすごくうれしいです!

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